第8回マイクラカップ応募作品

今年も、マイクラカップの時期がやってまいりました。
2024年度から参加して今年で三年目。

これまでの反省点を完膚なきまでにしゃぶりつくして出来上がったのが、今年度の作品「The Trifecta ~β世代と描く、三つの答え~」です。

応募が完了した本日、その内容をご紹介させていただきます。

「The Trifecta 〜β世代と描く、三つの答え〜」

あなたが考えた「β世代の未来のまち」は、どんなまちですか?

どんな課題や希望を感じたか。それを作品の中で取り上げようと思った理由を教えてください。

あなたが考えた「β世代の未来のまち」は、どんなまちですか?

私たちが考えたのは、「市民自身がまちの機能を担う」まちです。

β世代が大人になる頃、日本は人口・年齢のバランスが大きく変わり、働く人が減っていきます。私たちはまず「担い手が減る社会で、まちの機能は誰が担うのか」という問いを立てました。答えが「市民自身が担う」です。

交通では、定年後のシニアが自走式ロープウェイの運行を担います。教育では、ディベートで鍛えられた子どもがタウンミーティングで市政に参加します。安心・安全では、住民の日常の賑わいそのものが見守りになります。作品名「Trifecta」は「三つ揃ってこその達成」の意味で、三つの世代がそろって初めて成立するまちを表しています。3年間の知見の集大成という意味もかけました。

担い手が減ることを悲観せず、全員が担い手として輝ける姿を描いたのが私たちの答えです。

2. 作品をつくるにあたって、どんなことをどのように調べ、どんな発見がありましたか?

作品テーマ(本・インターネット・動画・人に聞いた・見学した)など。調べたことから、どんな新しい質問が生まれたり、どんな発見があったりしたか教えてください。

作品をつくるにあたって、どんなことをどのように調べ、どんな発見がありましたか?

「まちづくり」を定義から調べると、本質は地域社会に存在する資源を基礎として行う居住環境の改善だと知りました。そこで学校のある寝屋川市役所に取材し、職員の方と1時間対談しました。
発見は三つ。
①社会保障費増と公共施設の老朽化を、減る人口で支える構造が最大の課題で、その答えとしてシニアが保育・介護を担う「グランマイスター倶楽部」が既に動いていたこと。
②ディベート・スピーチ・多読の独自教育に加え、市長と直接話せるタウンミーティングがあること。鍛えられた子どもが参加すれば、高齢化する市政に若者の声を入れられると気づきました。
③犯罪率は府平均以下で防犯カメラも2,000基あるのに「治安が悪い」イメージは消えないこと。数字もカメラも安心を生まないなら何が生むのか。この問いからジェイコブズの「街路の目」に行き着きました。

三つの発見が、交通・教育・安心安全の三本柱になりました。

3. 作品の中で、注目してほしいところはどこですか?それはなぜですか?いくつでも教えてください。

自分で考え調べたことから、そのまちをつくった理由を教えてください。

作品の中で、注目してほしいところはどこですか?それはなぜですか?いくつでも教えてください。

注目してほしいのは三本柱です。別々のテーマではなく、「市民自身が担う」という一つの答えを三つの世代で表しています。

交通は、実際に乗れる都市型ロープウェイです。青ラインが市街地を環状に、赤ラインが学校と市街地を結びます。少人数でも運行でき、担い手が減っても市民が担えることを動くもので実演しました。
教育は、学校に隣接する円形のタウンミーティングホールです(座標:-365, 480)。寝屋川市に実在するディベート教育とタウンミーティングをつなぎ、鍛えられた子どもが市長と政策を議論して市政に参加する仕組みを形にしました。
安心・安全は、街に広がる大通りです。ジェイコブスの「街路の目」に基づき1階に店を置き、窓を通りに向け、ベンチや広場で人が留まる「アクティブフロンテージ」を意識した設計にしました。

4. 作品を完成させるために、どんな工夫や挑戦をしましたか?

協力したこと、アドバイスをもらったこと。大変だったことがあれば、それをどう乗り越えたかを教えてください。

作品を完成させるために、どんな工夫や挑戦をしましたか?

過去2回とも同じ失敗をしました。後から建築に加わった部員にコンセプトが伝わらず、計画と違う建物ができたり手が止まったりして、昨年は計画を達成しきれませんでした。原因は、計画を知る人と知らない人の情報の差でした。

そこで今年は三つの工夫をしました。一つ目は部内Wikiを作り、Discordでメンションするだけで読み書きできるAIエージェントを自作したこと。招待コードも自動更新され、誰かに聞かなくても参加できます。二つ目は建築を、三本柱を表す「アピール建築」と街を埋める「密度建築」に分け、初参加でも入りやすくしたこと。三つ目は平地で作りストラクチャーブロックで配置する方式にし、手戻りを減らしたことです。

市役所への取材も、質問文書の作成から当日の進行まで生徒主体で進めました。日程が合わない問題は、オンライン開催に切り替えて解決しました。

作品の中に取り入れた「しくみ」はなんですか? それは、何のためですか?

作品の中に取り入れた「しくみ」はなんですか? それは、何のためですか?

一番大きなしくみは、実際に動いて乗れる都市型ロープウェイです。

PythonからWebSocketでマインクラフトに接続し、ゴンドラの動きをプログラムで制御しています。ゴンドラ本体はブロックで建てたモデルをアドオンで乗れるエンティティに変換したもので、ドアの開閉もアニメーションし、加減速含めて滑らかに移動します。

さらにルートと運行ダイヤは自作のWebダッシュボードから設定でき、時間帯によって運行間隔が変わる制御で通勤通学時間の集中運行を表現しました。運行に必要なのは運転操作ではなくダイヤ調整なので、定年後のシニアでも担い手になれます。担い手が減る社会への答えを、見た目ではなく動く仕組みとして実装した点が工夫です。

このほか、建築の効率化にストラクチャーブロックを活用しています。

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